信頼できる仲間と共に、地元京都のカーライフを支え、カーボンニュートラル世界の実現を目指します

　京都市南区に本社を置く京都日産自動車株式会社は、日産自動車資本連結の販売会社であり、従業員600人以上という京都府内最大の自動車ディーラーである。日産車、ルノー車の販売・整備から中古車販売、自動車部品の販売、各種保険の代理店業務までを取り扱う、まさに車に関するフルラインアップの企業だ。

　1942年の創業以来、地元との繋がりを大切に京都と共に育ってきた。
「お客様満足度の向上」という中村正人社長の打ち出す理念のもと、「地元京都が好きだから働きたいと思える会社です」と話すのは総務部課長の井上良一さんだ。
「当店の販売担当のカーライフアドバイザーは、転勤があまりありません。
お客さまに車を販売して終わりではないからです。その後もお客様のニーズやご相談に対応し、変わらない長いお付き合いをすることが大事だと考えています」

　確かに地元にあって車の専門家と対話ができる安心感、信頼感は大きいに違いない。井上さんは続ける。「その成果は、全国の日産販売会社117社の中で成績上位7社に贈られる最優秀社長賞を、3年連続で獲得したことでも実証済みです」

　また、京都日産の新たなチャレンジも記そう。
「従来、自動車ディーラーは訪問販売が主力でしたが、当社ではお客さまに足を運んでいただく来店型にいち早く切り替えました。店舗全員が接客対応・フォローすることで、結果的にお客さま満足度の向上にもつながっています」

コミュニケーション力と
好奇心の高さを重視

　さらにユニークな社会貢献の取り組みも続く。「日産自動車の“走行時のCO2排出量ゼロ”という先進技術は、地球環境に優しいことはもちろんですが、災害時の蓄電池としても活用できます。そこで販売会社が京都府内で災害時貸出の協定を結び、避難所で電気を灯し、携帯電話を充電できるようにしています」

　京都においてお客様満足度を高める。そのために、今後求める人材は実にシンプルだ。
「我々が重視したいのはコミュニケーション能力と好奇心の高さです」確かに好奇心がなければ、顧客との会話も弾まず、ニーズを探るのも難しい。「そのためには“何事も知りたい”と思う好奇心を持って欲しいですね。だから学生時代にいろんな経験をして、好奇心をいっぱい持ってください。専門知識を覚えて仕事に生かすのは会社に入ってからできます」

　入社後には約1カ月半の導入研修を行い、社会人としての基本的マナーや販売職、整備職それぞれの専門知識を学んでいく。また各店舗に配属後も、先輩社員による指導者・メンターを置きOJT（現場教育）を徹底している。
「でも一番学んでほしいことは、先輩たちから伝わる働くことの楽しさです。それこそがお客さま満足度につながるわが社の強みです」