電話のかけ方、言葉遣い。就活マナーを教えて!
就活マナーのマニュアルどおりでも、心がこもっていないと…
正確には"就活基礎マナー"という特別なものはありません。これらはすべて社会で常識となっているビジネスマナーです。たいがいの就活本にも"マナー編"のような感じで載っていますし、一般に発行されているビジネスマナーのマニュアル本を読んでも、あとあと損はしないでしょう。
まず電話のかけ方のポイントは次の2点です。
・名前と所属大学を伝えること
・何の要件か(採用試験日程についての質問など)を正確に伝えること
電話の相手は、あなたが採用試験を受けることを知らない可能性が高いです。また、要件をしっかり伝えることはビジネスでも重要なスキルになります。相手に分かりやすく伝えるスキルを今のうちに身に付けておきましょう。
言葉遣いについては「心をこめて丁寧に」を心がけましょう。妙になれなれしくしたり、不自然なほどガチガチの尊敬語を使ったりというのは、社会人と接しなれていないのが伝わってしまい印象が良くありません。
ただ、マニュアルなどに書かれていることを実行する前に、確認しておくべきことがあります。それは、マナーとは相手の立場でものを考える"礼儀"の問題だということです。
例えば、会社訪問の申し込みの電話をかけるとします。アナタが電話をかけるのは学生として当然の権利で、これに応えるのが人事担当者の仕事だと横柄に考えていたら、たとえマニュアル通りに話せても、その横柄さは相手を不愉快にさせるでしょう。逆に礼儀をわきまえていれば、少々のことなら眼をつぶってもらえます。マナーは頭でっかちにはならないことです。
