時事から学ぶ業界研究
#3 新聞で業界研究 7つのポイント①
- 業界全体の動きをまとめた大きな記事
例)「自動車各社、エコカー開発競う」
「金融機関、続々東南アジア進出」
- 企業の特徴や個性を他の会社と比べながらつかめる
- 「なぜわが社?」に答える材料がたくさん
新聞ならではの業界・企業ニュースに、「業界まとめ記事」があります。
話題の企業や業界全体の動きをまとめたもので、経済面トップや準トップの大ぶりの記事に多く見られます。
例えば、
◇「自動車業界、エコカー開発競う」
◇「金融機関、続々東南アジア進出」
といった見出しの記事です。
こうした記事を読むと、業界全体の最新動向、方向性、今後の見通しや課題を知ることができます。
個々の企業のホームページでは得られない裏事情や、その業界における個々の企業の立ち位置などもわかります。
さらに、ほとんどのまとめ記事には、業界を代表する企業が複数登場します。
自動車業界の記事なら、トヨタ自動車と日産自動車やホンダ、あるいは独フォルクスワーゲン(VW)が取り上げられ、たとえば各社のエコカーへの取り組み姿勢の違いを分析しています。
ある会社に関する記事に、同業のライバル社が登場することもよくあります。
全日本空輸(ANA)が主役の記事なのに、「一方、日本航空(JAL)は……」と書いてあるパターンです。新聞の企業ニュースを読むと、企業の特徴や個性を他社と比べながら把握することができるわけです。
業界全体や複数社の動向を理解したり、比較したりできるのが、新聞の業界・企業ニュースの最大の特徴です。
ポイント② 新聞ならでは「業界まとめ記事」