時事から学ぶ業界研究
#6 新聞で業界研究 7つのポイント④
- 「当社について何か質問があればどうぞ」は面接の定番
- あまりに基本的なことは聞きにくいし、「特にありません」 とも言いにくい……
- 「鉄板のネタ」が会社の最近のニュース
- 「新聞で報じられていた御社の○○についてですが…」 など、「なぜ」「どのように」を聞く
「最後に何か質問があればどうぞ」
面接の締めくくりに、面接官からこう聞かれることがあります。「逆質問」といわれるものですが、ここで悩む学生もいます。
本気で入りたい企業なら、面接の前によく調べたり、OB・OG訪問で社員に会って疑問をぶつけたりして、ある程度わかっているでしょう。かといって「特にありません」では、会社にさほど関心がないと思われかねません。一方でホームページを見ればわかるようなことを聞けば、あきれられそうです。
ここで使える「鉄板」のネタがニュースなのです。企業に関するニュースを取り上げ、「最近、新聞で報じられていた御社の○○についてですが……」と、新商品や会社の方針について「なぜ」「どのように」などを尋ねるわけです。
それだけで、「この学生は新聞をきちんと読み、アンテナを張って情報を集めている」「わが社のことを深く知ろうとしている」というアピールになり、ありきたりな質問をする学生と差をつけることができます。
「君はどう思う?」と問われるかもしれませんが、ニュースに接したときに、自分の考えをまとめておけば心配ありませんし、新しいニュースなら、感じたことを率直に言うだけでも、「やる気」は伝わると思います。
ある先輩内定者は「OB・OG訪問で質問のネタが切れたとき最近のニュースについて尋ねたら、『新聞をよく読んでるね』と褒められました」と言っています。
ポイント⑦ 「逆質問」にも使える!