時事から学ぶ業界研究
#7 記事データベースで調べる企業研究!①
- まず「会社名」で1年分の記事を検索
- 見出しで参考になる記事を選び読み込む
- 大事だと思った記事はプリントアウト
ここからは、業界・企業研究のための記事検索の具体的な方法を伝授します。
まずは、志望する、あるいは興味がある企業の名前を、記事データベースの検索窓に打ち込んでみましょう。
一般紙の記事データベースの検索窓に、「トヨタ自動車」「パナソニック」「サントリー」などと入れると、数万件の記事の見出しがヒットすると思います。日経など経済紙のデータベースだとその何倍にもなるでしょう。この数ではとても読み切れませんよね。企業研究で知りたいのは、今その企業がどんなことに力を入れているのかや、どの方向を向いているのか、といった最近の情報がメインでしょう。
そこで、検索する記事の期間を絞ります。決まりはありませんが、私のオススメは原則として「過去1年分」です。経済も企業も常に動いていますから、数年前から状況が激変していたり、方針がすっかり変わっていたりすることもあります。1年分ならすべてに目を通すことが可能ですし、最近の重要な動きもカバーできます。1年以上前でも、とても大きな情勢の変化や方針転換については知っていなければなりませんが、まずは「過去1年分」を把握するのが基本です。
それでも、有名大企業だと数千から数百件の記事がヒットします。この中には、プロスポーツなどのチーム名やスポーツの冠イベントなどが入っている企業もあります。「聞蔵Ⅱ」の排除ワードの機能などを使って記事数を減らし、必要な記事だけチェックすれば、数十から百数十に収まると思います。
これならなんとか、精査できそうです。見出しを見て、必要な記事をピックアップして読み、大事だと思った記事はプリントアウトしておきましょう。これが、のちのちESや面接の貴重な情報源になります。
どう調べる?